■2021.　2月5日（水）　 ＊⁂つばき館・鉢物展示⁂＊

　つばき館館内には、地元生産者さんからお預かりした貴重な椿の鉢の数々を展示しております。本日はその椿の蜜を求めてお客様のメジロがやってきました。メジロがとまっている赤いバラのような花の椿は【静月院せいげついん】です。そのほか、椿とお茶の交配種である【春待姫はるまちひめ】世界で初めてキンカチャとの交配に成功した【初黄しょこう】枝が屈曲している【数寄屋雲龍すきやうんりゅう】など丹精こめて育てられた鉢物を展示しております。

　ガラスハウスでも、つばき館庭園、久留米つばき園でも、数々の花が咲いていますので、見に来てくだされば花達も喜びます(*‘∀‘)

■2021.　２月８日（月）　ハルサザンカ見頃

　耳納北麓 久留米市田主丸町石垣の「石垣山観音寺」境内にあるハルサザンカが見頃を迎えています。 推定樹齢約350年、三倍体のハルサザンカで、寺名に因んで「観音寺」と名付けられました。

　花は中輪、花弁は鮮紅色でヤブツバキの派手さとサザンカの可憐さを　併せ持っています。

■2021.　２月12日（金）バレンタイン・デー開花

　2月14日のバレンタインデーを前に、洋種椿のバレンタイン・デーが開花しました。濃いサーモンピンク、千重～バラ咲、極大輪の花を咲かせています。

　つばき園ではタマ・アメリカーナ、ドリーム・ガールなど、色々な洋種の椿が開花しており、日本の椿とはまた違った洋種椿を鑑賞していただくのも一興かと思います。

■2021.　２月13日（土）　🌻ハムイェネンシス開花🌻

　世界のつばき館がオープンして７年になりますが、オープンして初めてハムイェネンシスが開花しました。ハムイェネンシスはベトナムの原種椿でキンカチャ節の花です。昨年秋に一つだけ蕾をつけ、どんな花かスタッフ一同楽しみにしていたところ、今日黄色い可愛らしい花を咲かせてくれました。開花したばかりなので、しばらく楽しませてくれると思います。室内の鉢植えには、シーナ＆ロケッツのシーナさんの名前を付けた椿も開花しています。また、室内外の生け花は、梅、椿、薔薇をあしらった春らしい豪華な生け花です。気候も良くなってきていますので、どうぞお立ち寄りください。

■2021.　２月19日（金）雛飾り＆おきあげ雛展のお知らせ

　先日の雪模様から一変して春の日差しが戻ってきました。草野歴史資料館(入場料大人100円子ども50円)では、明日２月20日(土)から４月４日(日)まで【おきあげ雛が織りなす古典歌舞伎への誘い】という企画展を行います。筑後地方独特の珍しい雛人形や昔の物語を伝える「おきあげ」を展示しております。　また、それに合わせてここつばき館では雛人形に見立てた椿雛を日替わりで展示しております。本日の雌雛は【正義まさよし】雄雛は【加茂本阿弥かもほんなみ】、三人官女、五人囃子もそれぞれ今咲いている花を生けていますので、どうぞお楽しみください(*‘∀‘)　　

　※なお、先日紹介した貴重なベトナムの原種椿【ハムイェネンシス】は残念ながら落花してしまいました(>_<)

■2021.　２月27日（土）　幻の椿❁玉の浦❁

　　　　　　　　　　　　　　　…交配親として世界中に…

　長崎県五島が世界に誇る幻の椿【玉の浦】これは1947年に山の中でたまたま発見され、その地区の名前から命名された椿です。花弁の縁に白い覆輪がある愛らしい花は発表されると、枝を切ったり、根を掘ったりされ、元々の母木は枯れてなくなったそうです。母木はなくなったものの、挿し木で日本中に広がり、世界中の愛好家からは「幻の椿」として珍重され交配種の親としてたくさんの品種が世に送り出されています。玉やタマがついた品種はこの【玉の浦】の子孫です。久留米つばき園にはエントランスの中央に植えてありますし、タマのつく洋種椿も花の時期を迎えています(^^♪