■2020. 9月5日(土) 🌺つばき園便り🌺
つばき園の椿たちは、少しずつ蕾が膨らんできて、早咲きの炉開き(ろびらき)や西王母(せいおうぼ)は、一つ二つではありますが、早くも開花しています。左の写真の炉開きは、茶と雪椿の自然交配雑種です。極小輪の花で、開花は9月~11月の秋が主体で4月ごろまで咲き続けます。茶道で地炉を開く、11月頃に満開になるのにちなんで‟炉開き”と命名されたものです。西王母は、加賀侘助の自然実生と推定され、淡桃色地に外弁に紅色のぼかしのある中輪の花です。西王母も9月~4月頃まで花を楽しむことができます。二つとも茶花としても愛される花たちです。
また、つばき園はたくさんの椿が実をつけています。栗などの木々、小鳥の巣など自然があふれています。ヽ(^o^)丿
西王母 若狭姫つぼみ 椿の実・栗・鳥の巣 リンゴ椿 つばき園
■2020. 9月10日(木) 台風一過のつばき園
草野町は植木、果物の産地、今は柿も色づき始め、秋の気配が漂ってきました。台風の影響で中国原産の椿オクトペターラの大きな実は、風でかなり落ちましたが、今年は大きな被害もなくホッとしているところです。ここ数日、つばき園を散策していると、あちこちからツクツクボウシの声が聞こえ、木陰からは涼し気なコオロギの声も聞こえ、心を和ませてくれます♪
先日、早咲き椿の炉開き、西王母の紹介をいたしましたが、今年は例年に比べ、全体的に開花が遅いようです。椿の木々を見上げると、たくさんの蕾はついていますので、花が咲き始めたらお知らせしますので、お楽しみに!! (⇒の写真は、大王松)
色づく柿 オクトペラータ 台風で落ちた実 炉開きの木 落花した西王母 日本の椿の実
■2020. 9月12日(土) 草月流今回のテーマ
コロナウイルスに赤く心配し、只々青くおさまるのを願うなかにも、椿の実がみのりました。
本日は青い着色木・椿・雪柳・ケイトウを生けて頂きました。
少しずつ落ち着きをみせているコロナウイルスですが、いつまた感染者が増えてくるのを心配しながらも、早くおさまるよう願いを込めて生けて頂きました。
■2020. 9月21日(月)つばき館庭園【盆白玉】
つばき館庭園の盆白玉が咲き始めました。まだ、やっと膨らんだ蕾の中から、花芯が顔を出しているくらいですが、たくさんの蕾を付けていますので、次々に花を咲かせてくれると思います。盆白玉の名前は、旧盆に開花するところからこの名前が付けられました。一重咲きの中輪の花で、茶花としても好まれる花です。
つばき園も、以前紹介した、炉開きや西王母の他に、初嵐という白い一重咲きの中輪の椿が咲き始めました。これから、色々な種類の椿が、次々に咲き始め、楽しみな季節となります。皆様、是非お出掛けください。
■2020. 9月22日(火) 今日は彼岸の中日(秋分の日)
秋のお彼岸の本日、地元の草月流の方に生けていただいたのは、曼珠沙華、稚児花など色々な名を持つ彼岸花を中心に黄色の明るいイメージを基調とした生け花です。コロナウイルスの特効薬が早くできますようにという願いを込めて生けて頂きました。
黄色の着色木はサツキの根と枝、ムラサキシキブ、ノゲイトウ、彼岸花(赤・黄)、豆つげ、花器は有田の花泉窯です。
■2020. 9月26日(土) 館内展示の椿たち
つばき園、つばき館庭園では、早咲きの椿が咲き始めています。先日紹介した炉開き、西王母、初嵐に加え錦秋(きんしゅう)が咲き始めました。今、館内で西王母、初嵐、錦秋の切り花を飾っています。また鉢物では、アザレア椿、炉開き、椿と茶の交配種である春待姫(はるまちひめ)そして、サツキのりえ、白みやま、花火、ツツジの錦英(きんえい)等を展示しています。炉開きは、ピンクのかわいい花をたくさん付けています。9月いっぱい展示予定のアザレア椿も、まだまだ頑張って花を咲かせています。庭園では、先日一輪咲いていた盆白玉が、次々に花を咲かせ、カンツバキ系サザンカの朝倉も蕾の先端をピンクに染めています。 (館内の炉開き↑)
錦秋 西王母 初嵐 西王母 りえ(サツキ) つばき園サザンカ