2020.6月1日(月)   生け花【コロナに負けない】 

 6月に入り、急に梅雨を思わせるようなお天気になってきました。

今回の生け花は、【コロナに負けない】というテーマで生けて頂きました。ガクアジサイ、スモークツリー、西洋アジサイ、トクサラン、ウコンを使って、霞に包まれた先に明るい希望の光が見えているという思いで生けてくださいました。

 庭園の山アジサイは、既に開花していますが、他のアジサイもようやく色づき始め、小鳥たちも、さえずりの声を響かせています。現在花は少ないですが、つばき園や草野の町を散策して、心を開放してあげてはいかがでしょうか。

  ガクアジサイ      スモークツリー   西洋アジサイ      トクサラン       ウコン        庭園のアジサイ

■2020.6月3日(水) 【可憐な睡蓮】

 

 草野町吉木のため池(県道の北側)の堤には可憐な睡蓮が少しずつ開花し始めました。

今年は昨年に比べて少しはやいようです。梅雨に入ったかに思われる今日でしたがまたしばらくお天気のいい日が続くようです。

つばき館の庭園もアジサイが花をつけてきています。

館の中にもアジサイ(ハイドランジアシティーライン)の鉢が飾られています。

■2020.6月4日(木)【つばきの小径~つばき園】

 つばきの小径を抜けてつばき園に行く道々には、いろいろな草花が咲いています。タンポポ、どくだみ、ハルジオン、カラスビシャク、いぬたで、つゆ草などの花々が見られます。カラスビシャクは、マムシグサの仲間でサトイモ科の植物です。名前の由来は、花の形(仏炎苞)を柄杓に見立てて、人が使うには小さい、それで、カラスの名を当て、カラスビシャクになったそうです。

 つばき園の中に行くと、夏椿(シャラ)の花が咲き始めています。つぼみをいっぱい付けていますので、6月の中旬頃にはたくさんの花を見ることができると思います。寒緋桜も季節外れの花を一つ二つ付けていました。みつばちや、てんとう虫などの小さな昆虫たちも忙しく動き回っています。

夏椿、てんとう虫   夏椿全景      寒緋桜      タンポポ、どくだみ  ハルジオン     カラスビシャク

   ■2020.6月7日(日)【生け花展示】

 

 今回の生け花は、ガーベラ、黄金マサキ、からたちを使って、とても素敵に生けていただいています。【コロナにとげがあることを知って、明るくガーベラを生けました。】とおしゃっていました。コロナを収束させてくれるかのように、明るく勢いの良いガーベラで力強く生けてあり、心も明るくなります。花器の高さが60㎝で、お花を入れると1m程の大きさになり、とても、感動させられる生け花です。

 アジサイ、さつきの展示も引き続き行っています。また、吉木の睡蓮もたくさん花を咲かせています。梅雨前のひととき、素敵な花々を見にどうぞおいでください。スタッフ一同お待ちしております。

■2020.6月8日(月) 【珍しい葉っぱたち】

 つばき園の中には、金魚の尾びれを付けたような葉を持つ椿の木が2本あります。1本は久留米金魚もう一本は錦魚葉椿です。広い園内でこの2本の木を見つけることは、大変なことですが、是非見に来てください。また、七変化椿という種類の椿は、1つの木に色々な形の葉っぱを付けます。

 つばき館からつばき園に行く途中の民家には、フェイジョアの花が咲いています。フェイジョアは、トロピカルフルーツで花も食べることができ、花びらは肉厚で、酸味やえぐみもなく食べやすいそうです。実はジャムにするといいそうです。

左の写真は久留米金魚の葉です)

                                       七変化椿        フェイジョア

■2020.6月10日(水)  ようこそ小さなお客様!

 雨前の暑いこの日「つばき館」南に隣接する草野小学校2年生13名の子どもさん達が町探検の一環として来館されました。「世界のつばきがあるから!」「黄色い花の椿もあるよ!」とか「つばきジェラート食べたことあるよ!」など次々に発言して学習意欲の高さを感じました。また、話の聞き方や挨拶もしっかりしている様子に、子ども達を頼もしく感じると共に、地域や学校で関わる方達の温かさも感じたことでした。この日は限られた時間でしたので、次は子ども達の疑問に答えたりして、草野の町のことや椿のことをもっと知ってもらえるといいなあと思いました。

■2020.6月12日(金) もうすぐです!

 去年は6月20日過ぎから開花し始めたアザレア椿。今年は去年よりも少しはやいようです。コロナにも負けまいと蕾をつけてくれているように思います。まだ小さいですが色付き始めています。今年もたくさん花を咲かせてくれますように!

■2020.6月14日(日)  吉木の堤【睡蓮・水鳥】

 10日ほど前に紹介した吉木の堤の睡蓮が次々に開花し、円い葉っぱの間に可憐な白、ピンクの花が見頃を迎えています。睡蓮の間には水鳥クイナ科バン)がすいすい泳ぎ、近くでは4羽ヒナ達が円い葉っぱの上をヨチヨチ歩いたり、巣に戻った母鳥のお腹に隠れたりして可愛い姿を見せています。周辺では真っ赤な赤トンボや水生生物も見られ、草野の豊かな自然を感じさせてくれています。

 なお、睡蓮の花は午後には閉じてしまいますので、見に来られる際には、午前中がおすすめです。堤の周りには柵をしてありますが、事故防止のため、絶対に入らないようお気をつけください。

                    水鳥バンヒナ  葉っぱヒナ   赤トンボ

■2020.6月15日(月) 生け花【猛虎魂】 

 

 本日、【猛虎魂コロナに勝つ‼愛を得よう‼】というテーマでお花を生けて頂きました。使われた花はマユミ、アガパンサス、薔薇です。マユミの花言葉は”猛虎魂アガパンサス花言葉は”愛を得るです。この2種類の花と、という花言葉を持ったオレンジの薔薇愛情の赤と深い尊敬の白を合わせ持つ、赤と白の混じったスプレー薔薇を組み合わせて、清涼感たっぷりに生けて頂きました。また、使用されている花器は、有田焼ですが、いつも見ている有田焼とは感じが違っています。毎回、花器もお花によって変わります。お花とあわせてお楽しみください。

■2020.6月17日(水)   つばき園情報【初夏の草花】

 梅雨の晴れ間の本日、つばき園を訪ねると、新緑の間にウグイスホトトギスの声が時々聞こえ爽やかな風が心地よく吹いてきます。つばき園の中ほどには大きなヒマラヤスギがそびえ立ち、涼しい木陰を作ってくれています。その前の芝生広場にはネジバナ(写真右)が群生しており、早いものは花をつけ始めています。東屋の近くにある夏椿(シャラノキ)やヤマボウシタイサンボクの花もまだ見ることができます。つばき園には椿だけでなく、いろいろな樹木や草花が植栽されています。静かな自然の中にいると時間を忘れてしまいそうです。どうぞこの自然豊かな草野町にお出でになりませんか

 ヒマラヤスギ  夏椿(シャラノキ)  タイサンボク  ヤマボウシ    コブシの実    野ばらの実

■2020.6月26日(金)     【アザレア椿開花しました!】

 

 夏に咲く珍しいアザレア椿(中国原産の原種椿)が1輪咲きました。

花はまだ少ないですが蕾はたくさんついています。

これから開花状況も随時お知らせいたします。

■2020.6月29日(月) 

  生け花【 内に秘めたる心(コロナを見つめる)】 

  

 今回の生け花は【内に秘めたる心(コロナを見つめる)】というテーマで生けて頂きました。黄金児の手(ブナ科)、ジャノメ松、ユリの三種類を使った、清々しい夏の力強さを感じる生け花です。黄金児の手は、子供が手を垂直に上げたように、葉が見えるところから名付けられたものです。ジャノメ松は、葉に斑が入った松です。その中にピンクのユリが、華やかさを増してくれています。また、二つの花器を使って生けてあり、奥行きのある素敵な生け花です。

 

 先日開花したガラスハウスのアザレア椿も少しずつ花を増やしています。

7月~8月頃には、たくさんの花を見せてくれると思います。