■2020. 12月11日(金) 原種椿に日本人の名前⁉
本日、ベトナムの原種椿「ムラウチイ」が開花しました。ベトナムでは長引く戦争のために原生林の調査が進んでなかったのですが、20数年前、日本とベトナムの研究者が共同で調査に入ることになりました。熱帯の原生林では毒蛇や吸血ヒル、さらには地雷原の中で命からがらの調査だったそうです。ベトナムには日本には見られない個性的な葉っぱや黄色い花の数々、直径1㎝にも満たない極小の花もあり、発見時の興奮が伝わってきそうです。ムラウチイは村内重幸氏の発見にちなんで命名されたものです。このほかにも桐野氏発見による「キリノイ」現在の日本ツバキ協会の会長である箱田氏による「ハコダエ」もここ「久留米市世界のつばき館」で見ることができます。
ムラウチイ キリノイ ハコダエ
■2020. 12月14日(月)🌟イルミネーション点灯🌟
世界のつばき館のイルミネーションが12月5日より点灯しています。期間は1月17日まで、点灯時間は16時30分~22時、朝6時~7時となっております。屋内外にクリスマスの生け花も飾ってありますので、ご覧いただけたらと思います。幻想的な風景をお楽しみいただけるのではないでしょうか。
つばき館庭園、ガラスハウス、つばき園の椿やサザンカの咲く花の種類も日ごと増してきています。是非、お出かけください。
■2020. 12月19日(土) 皆様にご来館頂きました!
先日(12月18日)午前中に筑紫野市より13名来館されました。油搾りの実演や、その日の朝たくさんの花を咲かせたムラウチイの黄色い椿に喜ばれ、楽しいお時間を過ごして頂きました。また、午後からは地元の草野小学校3年生と先生12名が【草野町のいいところを見つけよう】という学習で、草野町や耳納北麓の椿の生産について勉強しに来館されました。熱心に話を聞き、興味深げにメモを取ったり、質問してくれたりしました。皆様の笑顔に、元気をいただいたことでした!(^^)!
新型コロナの感染拡大が心配されるこの頃ですが、密を避け感染予防策をとって来館される分については結構ですので、団体で来られる際は予約をしてお越しください。油搾りの実演や原種椿の説明など、ご案内させていただきます。
■2020. 12月27日(日) 錦魚葉椿(きんぎょばつばき)開花!
ここ草野町にある【久留米市つばき園】には、約500種2000本の椿があり、現在サザンカや早咲きの椿が開花し、小鳥の声もにぎやかに聞こえてきます。本日、紹介する「錦魚葉椿」は、つばき園の入り口付近にある珍しい葉っぱの椿の一種です。葉っぱの先端が魚の尾びれのような形をしており、突然変異から生まれたもので、江戸時代から珍重されてきたそうです。数日前、つばき館内に展示するためにカットしてきていたところ、今朝、開花していました!桃紅色の、わりに大きな花です。29日から、しばらく年末年始で休館いたしますが、つばき園は駐車場もトイレも整備されており、いつでも散策できますので、どうぞお立ち寄りください(*‘∀‘)