■2020. 10月3日(土) 【開花状況】
つばき園、つばき館庭園、ガラスハウスの開花状況をお知らせします。
つばき園では、初嵐、西王母、炉開き、錦秋がすでに開花しており、10月桜も、チラホラと花を付けています。つばき館庭園では、盆白玉に加え、まだ蕾だった朝倉や昭和の栄が開花しました。ガラスハウスでもサザンカが咲き始め、アザレア椿もまだまだ花を咲かせています。(左写真は昭和の栄)
館内では、中秋の名月を思わせるような大きなヒマワリと、真っ赤なケイトウ、カイズカをシンプルに力強く生けて頂きました。また、先日紹介しました、炉開き、つつじ、サツキも引き続き展示しております。
10月桜 朝倉 サザンカ 生け花
■2020. 10月11日(日) 【開花すすむ】
10月とはいっても、まだ半袖で過ごせる気候のこの頃ですが、つばき園、つばき館庭園ではサザンカや椿の花達が次々に開花し、秋を感じさせてくれます。右の大きな蕾は「大神楽だいかぐら」江戸椿の一種で、直径10㎝ほどもある豪華な花です。また、白くてかわいいお茶の花も咲いています。花の形も樹形も「炉開き」とよく似ています。まだ暖かいので、本来なら春に咲く「紅花木蓮べにばなもくれん」やツツジやサツキも咲いています。本日は、この季節初の「絞臘月しぼりろうげつ」「紅荒獅子べにあらじし」の開花も確認しました。秋の一日、椿の花を探しに散策に来られませんか?
お茶の花 炉開き 紅花木蓮 サツキ(白) サツキ(ピンク) 絞臘月
■2020. 10月13日(火) 生け花【🌻夏の名残り 🌰秋の実り】
夏の名残りにヒマワリを、実りの秋に喜び、コロナウイルスに負けないようにと、生けて頂きました。花材は、着色木(青)、ネズミモチ、キウイ、ヒマワリ、花アスパラ、あわだち草です。縄文土器を思わせるような、現の証拠さんの花器を使って頂いています。まだまだ、夏の名残りがある中、高い秋の空や、たくさんの実りをもたらすであろう秋を感じることができる素敵な生け花です。
つばき園、つばき庭園、ガラスハウスでは、少しずつ咲く花の種類が増えていって、とても楽しみな季節になってきています。
トシノリ(つばき園) 加賀侘助(つばき園) サザンカ(つばき園) オブツシフォリア(ハウス) フルフラケア(ハウス)
■2020. 10月19日(月) 【つばき園便り】
朝夕は、ずいぶん冷え込んできました。いよいよ椿たちの季節です。
つばき園では、原種椿のオクトペターラも咲き始めました。他にも、
日本の誉、太神楽、御美衣、ネギリス、先日写真で紹介しましたトシ
ノリ、加賀侘助など次々に花を咲かせています。早くに咲き始めた、朝倉、
西王母、錦秋、炉開きは、たくさんの花が咲いています。しかし、スズメ
バチも、椿の蜜を求めてやってきます。今から蜂も少なくなるとは思いま
すが、つばき園にお出掛けの際は、くれぐれも、お気を付けください。
(オクトペターラ➡)
■2020. 10月25日(日) 【サザンカの季節】
秋の深まりを感じるこの頃ですが、つばき園では童謡にも歌われているようにサザンカや早咲きの椿が日ごとに開花し、訪れる人の目を楽しませてくれています。サザンカも椿も、同じくツバキ科ツバキ属ですが、一般的な見分け方としては
①花の散り方……椿は花首から落ちるが、サザンカは花びらが落ちる
②花の形……椿は筒状だが、サザンカは平たく咲く と言われています。
その他、花の咲く時期、葉の大小や葉の裏、実などにも違いがありますが、同じツバキ属なので、交配種も多く、厳密には分類しにくいものもあります。ちなみに、私たちがふだん飲む緑茶もツバキ科ツバキ属の仲間です。
緋乙女(ひおとめ) ネギリス 御美衣(おみごろも) サザンカ19 サザンカ カマキリとサザンカ
■2020. 10月27日(火)【屋外❁生け花】
数日かけて屋外に生け花を完成させて頂いています。始めは、流木を設置され、次にモッコク、トキワマンサクを生けて頂き、今日菊を入れられ完成しました。ほんのり赤く色づいたモッコクの実、赤く染まりだしたトキワマンサクに菊と、秋の風景を感じさせる、ダイナミックな生け花です。屋内には、着色木、ヒマワリ、ネズミモチ、キウイのドライを飾って頂いています。
また、早咲きの椿、サザンカの鉢植え(炉開き・めぐみ・山サザンカ・直姫など)を、つばき館屋内・外に展示しております。
屋外の生け花 屋内の生け花 めぐみ(サザンカ) 山サザンカ 直姫
■2020. 10月30日(金)【極小椿ギルバ-ティ開花】
ここ世界のつばき館のガラスハウスには100数種類の原種椿が植栽されています。先日からいくつか咲き始めていますが、本日は、爪先ほどの極小の椿ギルバーティが開花しました。薄黄色のベトナムの原種椿です。蕾もたくさんついて開花を待っていますので、お時間がありましたら、どうぞお立ち寄りください!